【進撃の巨人】 never ending dream R18
第21章 咽び泣く~戸惑い~●
唇で唇をそっと開き、舌と舌を絡ませ合う。
互いの舌を包容しあうように、何度も優しいキスを繰り返した。
強引なのに、優しい口づけ。
“俺は元々結構優しい。”
その言葉もあながち間違いではないなと、サラは濡れた息を漏らしながら、そう思った。
壁外調査の前夜には、必ずこうして身体を求め合うようになっていた。
互いの存在を確かめるように、あるいは、互いの身体に“生きた証”を残すように…激しく求め合う。
“死”というものが身近になった時、人は自然と他人の肌の温もりを欲するものなのだろう。
そしてそれは、リヴァイも例外ではないのだろう…。
人類最強とうたわれるリヴァイが見せる唯一の“弱さ”。
その“弱さ”を愛しく思い、サラはリヴァイの望む全ての事を、心と身体で受け止めようとしていた。
「…舌を出せよ。」
ゆっくりと差し出すサラの舌を、リヴァイは吸い上げるように口内へと出し入れする。
腰が砕けてしまいそうな…甘く淫らなキス。
徐々に激しく交わり合う舌とは裏腹に、リヴァイの指先はサラの湿った秘部を焦らしながら優しく撫で続けていた。
そっと離れる唇と唇を、透明な糸が繋ぐ。
濡れた瞳で見つめ合い、お互い、次に何を求めているのかをさぐり合う。
“早くひとつになりたい。”
願いはそれだけだ。
「すまねぇな…“裸”で抱き合えなくて。」
「…構わないよ。
君と…ひとつになれるなら…。」
サラの瞼にそっとキスをすると、リヴァイは愛液の滲むサラの下着を、ゆっくりと膝まで下ろした。