【進撃の巨人】 never ending dream R18
第21章 咽び泣く~戸惑い~●
「…眠れなくなっちまったじゃねぇか。」
リヴァイの舌が、サラの舌を激しく絡め取る。
それと同時に、リヴァイの力強い腕がサラの腰を強引に抱き寄せた。
ただ…眠る前のキスをしようとしただけじゃないかと、サラはリヴァイから逃れるように身体をよじらせる。
しかし、小柄なサラがリヴァイの力に適うはずもなく、不本意にもリヴァイの熱い口づけに従う事しか出来ない。
徐々に力が抜ける指先から、ガシャンッという大きな音を立て、袋に入った刀が床へと落ちた。
「こんな所ではしないよ。」
「あ?前にもしたじゃねぇか。」
「…覚えていないよ。」
「思い出させてやるよ。」
リヴァイの熱い舌が、再びサラの唇を割り、口内へとねじ込まれる。
自分勝手な激しい愛撫。
それなのに、時おり優しくなぞるような舌使いが、サラの心を、身体を溶かしていく。
“思い出させてやるよ。”
忘れたくても忘れられない。
6年前のあの日、この格技場で初めて関係を結んだ。
あの時も…こうして激しくも優しいリヴァイの口づけに、眩暈をおこした。
「リヴァイ…君はこういう場所でするのが好きなのか?」
「あ?」
「私は…きちんとベッドの中で、裸になって抱き合うのが好きなんだ…。」
「だったら、今からお前の部屋に行ってもいい。」
首筋へと触れるリヴァイの唇が、サラの身体の奥深くを熱くさせる。
腰を抱き寄せていた手が、太ももの内側へと滑り込む。
敏感な部分を下着の上からなぞられ、サラの身体はその体温を上昇させた。
「どうするんだ?」
耳元でささやくリヴァイの声に、ドクンドクンと心臓が脈打つ。
部屋まで我慢出来るわけなどない。
「ここでして。」
サラはリヴァイの唇を甘く噛んだ。