【進撃の巨人】 never ending dream R18
第19章 咽び泣く~居場所~●
「こんなに肌が見えるなんて、服の意味無いだろ!!
王都の女は裸で生活してるのか!?」
「いいから、大人しくしてよ!!
時間が無いんだから!!」
「こんなのまるで裸じゃないか!!」と喚き散らすサラを押さえつけ、ナナバは無理矢理ドレスへと着替えさせる。
「出来る事なら代わってあげたいけど、サラじゃなきゃ意味が無いの!!
いい加減、覚悟を決めなさいよ!!」
「わっ…分かったよ!!
分かったから、下着は自分で脱ぐよ!!」
サラは仕方なく下着を脱ぎ捨てると、鏡に映る自分の姿を見つめ、深いため息をついた。
大きく開いた胸元からは、想像していたよりも胸の谷間が露わになり、スカートの深い切れ目からは、脚が太ももから完全に露出してしまっている。
まるで裸に布を巻いただけのようなその奇妙な出で立ちに、サラは辱めを受けたような、屈辱的な気持ちでいっぱいになった。
「ほら、着替えたらさっさと行く!!」
「…分かったよ!!
行けばいいんでしょ!?」
まるで親に叱られた子供のように、ふてくされた表情を浮かべながらサラは部屋を出る。
勢い良く扉を開け、廊下へと出たその時だった。