【進撃の巨人】 never ending dream R18
第18章 咽び泣く~親を夢む~●
「どちらとも…好きだ。」
サラはリヴァイの頬を手のひらでそっと包み込んだ。
艶めかしいリヴァイの表情に、サラの身体の奥がドクンと強く脈打つ。
「昨日の続きだ。」
そう言いながら強引に唇を奪うリヴァイに、サラの体温は徐々に上がっていった。
どうしてリヴァイという存在に、こんなにも心が乱されるのだろう。
名前を口にするだけで、胸が高鳴る…。
唇を重ねるだけで身体は熱を帯び、それ以上を求めてしまう。
この感情を…何と呼ぶのだろう。
身体が溶けてしまいそうな…そんな甘く激しいキスを繰り返す。
時おり唇を離しては、お互いの顔を見つめ合った。
リヴァイは持っていたティーカップを机に置き、サラの頬を優しく撫でる。
キス以上の事を求めているのだと、頬を撫でるリヴァイの手を、サラはそっと掴んだ。
「…ここではしない…。」
そう言いながら、サラは困った表情でリヴァイを見つめる。
「…その気にさせたのはお前だろ。」
リヴァイはサラの手を振りほどくと、椅子に座るサラの身体を抱きかかえ、机の上へと座らせた。
「本当はお前だってしてえんだろ?」
リヴァイの言葉に、再びサラの身体の奥がドクンと強く脈打つ。
なんて強引な人なんだろうとサラは思うが、リヴァイの言葉通り、サラの身体は激しくリヴァイを求めようとしていた。
しかし、時間はまだ午後3時。
訓練中である他の兵士達の手前、今リヴァイと身体を交えるわけにはいかない。
それに加え、ここは団長室だ。
じっと顔を見つめ、髪を撫でるリヴァイの手を、サラは優しく拒んだ。