【進撃の巨人】 never ending dream R18
第2章 出会い~団長~
窓の外では、訓練兵が対人格闘術の訓練を行っていた。
威勢の良い声が、教官室にまで届いている。
キースは窓から差し込む西日に目を細めながら、サラにこう言った。
「お前は…私にとって娘も同然だ。
そんなお前の頼みを…断れるわけが無いだろう。」
キースは、深くため息をつく。
「…ありがとうございます。」
サラは安堵の表情を浮かべた。
「ただし、私の一存で決められる問題では無い。
それこそ、議会の承認が必要に…」
「ザックレー総統には、既に私からお話ししてありますので。」
サラは、キースの言葉を遮る様に言った。
「全ては今夜…。
“変革の一翼”となるであろう人物達と接触を図ります。」
サラの鋭い眼差しがキースに向けられる。
キースはサラの気迫に圧倒され、これ以上何も聞く事は無かった。