【進撃の巨人】 never ending dream R18
第14章 強く結ぶ~愛着~●
サラは幹部棟の廊下へと戻ると、自分の部屋の前にたたずむ人影を見つけた。
腕を組み、壁にもたれる人影。
サラの心がまた、トクントクンと優しく波打った。
「今日も眠れないのか…リヴァイ?」
サラが優しく問いかける。
「お前に用がある。」
そう答えるリヴァイは、不機嫌そうに顔をしかめていた。
「今日はもう遅い。
用なら明日聞くよ。」
そう言いながら、サラはリヴァイの頬にそっと触れる。
冷たい感触がサラの手のひらに伝わった。
一体いつからここで待っていたのだろう?
込み上げる愛しさが、サラの胸を優しく締め付けた。
「おやすみ。」
サラは冷たくなったリヴァイの唇にそっとキスをし、自分の部屋へと入った。