【進撃の巨人】 never ending dream R18
第13章 強く結ぶ~特別~
「あっ!!ミケ!!こっちだよ!!」
食堂へやってきたミケに、ハンジはリヴァイの時と同様、大きな声で手を振る。
ミケはパンとスープをトレーに載せると、当たり前のようにサラの隣に座った。
サラとミケが微笑み合う。
なぜか、リヴァイの心がざわめいた。
「みんなでこうして食事出来るなんて久しぶりだな~。
新兵時代を思い出すよ~。」
ハンジは大きな口でパンを頬ばる。
そんなハンジに、サラは「懐かしいな。」と、穏やかな笑顔を向けた。
サラはスープの入った器を、ミケのトレーの横へと置く。
そこへ、ミケは自分のスープに入っていたニンジンを移した。
「好き嫌いすると、大きくなれないんだぞ。」
サラが優しく笑う。
「お前よりは大きいよ。」
ミケもまた、サラへ恥ずかしそうに微笑みを返した。
そんな2人のやり取りに、なぜかリヴァイの心はまたざわめいた。