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連れ立って歩くー干柿鬼鮫ー

第11章 飛び出る災難


「知り合いじゃねえって。いきなり襲って来て黒蟻壊しやがって、こっちが覚えとけじゃん?何なんだコイツ」
「クハハ、あのガラクタ壊れたんスか。ざまァみやがれ。アハハ。じゃもういいわ。二度と顔も見たくねえ、アバヨ!ギャハハ!KING810サイコーォ!!」
「・・・コイツいっちゃってんじゃん?大丈夫かよ」
「大丈夫じゃなくても仕様がねえの。仕事だから」
シカマルの言葉にいのとチョウジは暗い顔をする。気の毒になったカンクロウは三人の気を引き立てようと笑顔を向けた。
「俺は昼で任務交替すんだけどな。ちょっと顔出してきゃいいじゃん?我愛羅やテマリに会ってけよ」
「じゃんじゃんじゃんじゃんうっせえんだよ、こっちゃ忙しいって言ってるでしょう。大阪帰れ、横丁野郎」
「アンタは誘ってねえって」
「コイツらが行くならアタシも行くんですよ。仕様がねえでしょ、組んで任務にかかってんだから。でもまだ誘うか?あ?アタシも連れてくってか?男を見せるか?えぇ?大阪スピリットオオォッ」
「・・・悪ィな、また寄ってくれ」
「・・・や、こっちこそ悪ィ。こんなの連れて砂の里行った日にゃ宣戦布告かっつう話になっちまうからよ。落ち着いたらまたな」
「行くぞコラバンビ。寄り道終わり。はいはい、いのちゃんもマシュマロマンも行きますよ。サクサクサクサク!」
「何でいのだけちゃん付けよ?」
「いのちゃんしか萌えねんですよォ」
「えぇッ!ちょっとやだ止めてよ!すンごいヤだ。あんまりヤでびっくりした!止めろ!」
「ははァん、いいわァ。嫌がってるとこがまた可愛ゆす~。いのちゃん萌え~」
「ギャーッ!!」
「マシュマロマンて何?ボクの事だよね?」
「あぁ?食ってばっかねえで映画くらい観ろ。たく最近の若いのは、はぁはぁん?」
「うわムカつく。欧米かッ!幾つも違わねえくせしてよ」
「うるせえ森ごと蒸し焼きにすっぞ、バンビマル」
ギャーギャー騒ぎながら四人はガサガサと姿を消した。任務中なのは間違いない様だ。カンクロウは呆然とそれを見送った。
「行った・・」
「凄い女でしたねえ・・・」
「怖えよ。何アレ?何か違う次元の生き物じゃん?」
「腐女子だから・・・」
「ありゃそんな可愛いかねえよ。薬決まっちまってる基地外ロッカーじゃん」
「・・・くれるっつった薬、そっち系スかね?」
「相当ヤベェじゃん。二度と会いたくもねえ・・・」

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