第20章 いじめ2
松川と一緒に帰った時ってあの時か
それは誤解してもおかしくない
『一緒に帰ったのは認めるけど、でもあんたが思ってるようなことは何一つしてない』
「それでも嫌なんだよ!!好きな人が私じゃない人と一緒にいるのは!松川君にもう二度と近づかないでよ!あんたには岩泉君がいるでしょ!?岩泉君だけで十分でしょ!?」
『なんであんたにそんなこと言われなくちゃいけないの!?7松川君は私の大切な友達だよ!!一くんも大切だけど、松川君も大切!!松川君だけじゃない。私の友達はみんな大切!!』
「あんたのそういういい子ちゃんぶってるところがいつもいつも嫌いなんだよっ!!!」
女子生徒がに平手打ちをした
赤く腫れるの頬
は女子生徒を睨み、そして平手打ちをし返した
それこそ、ここからは殴りあいのオンパレード
殴ったり蹴ったり髪を引っ張ったりしまくる二人
なんて車いすから落ちて立てもしないくせに
腕のみで女子を殴り続けた
さすがにこれ以上は危険だと思った数人の生徒は先生を呼びに行き、俺と松川で二人の間に入り喧嘩を止めた
『一くん放して!!こいつをぶん殴んないと気が済まない!!』
「落ち着けお前ら。女が喧嘩なんてすんじゃねえよ」
『女だって喧嘩しなきゃいけないときはあるの!!』
「わかったわかった。十分殴りあっただろ」