第5章 Indian's prince
シ「製菓と玩具で御用達を得たら食品事業にも手を広げようと思っていたところだし、最初に品評会で御用達を頂けば話題になるのは間違いない」
劉「確かに、ファントム社の食品事業の旗揚げにはこれ以上ない首級になりそうだね。でも今から食品事業部を作るったって1週間しかないんだよ?カリーの専門店やら機材やら店舗やら間に合うのかい?」
シ「そんなもの必要ない。そうだろう?セバスチャン、ネイラ」
『ファントムハイヴ家の執事たる者それ位出来なくてどうします?(微笑』
セ「必ずやロイヤルワラントを「それは無理だ!」
『え?』
ソ「ウエストにカリー勝負を挑むなんて勝てる訳がない!」
劉「どうしてだい?」
ソ「あっちにはアグニが、神の右手があるんだぞ」
シ「確かに“神の右手”の破壊力は驚異的だが今回は格闘技じゃない。カリー勝負だ」
ソ「だから言っている!今回はフェンシングのような格闘技じゃないんだ。カリー勝負だぞ!」
セ「すみません。話が見えないのですが…」
ソ「お前達はアグニの力を知らない。本当のカリーを知らない」
本当の…カリー…?
それにアグニさんの力って…