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Swear to you...

第5章 Indian's prince


劉「───さて、王子様に中断されちゃった話の続きをしようじゃないか」

シ「まず例の事件はウエストがアグニにやらせていると見て間違いないだろう。あいつの身体能力からして、一人で事件を起こすのはなんてことない。ウエストの話に出てきたのは[3年がかりの計画]、[計画の完遂は1週間後]、[アグニの右手が不可欠]ということだ。ここで一番重要なファクターは“1週間後”という日程だが」

劉「彼の“神の右手”を使うんなら何か大きなイベントでも襲っちゃうとか?まあ、冬だし大きい催し物なんかは終わってるよね」

シ「セバスチャン、ロンドン市内で1週間後にある催し物は?」

セ「1週間後ですか?坊っちゃん宛ての招待状では…ウエストミンスター寺院で聖ソフィア学院主催の聖歌隊コンサート、コヴェント・ガーデン歌劇場でワーグナーの上演、クリスタルパレスで帝国におけるインド文学とその繁栄展、大英博物館で世界の通貨博覧会」

シ「…インド?」
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