第5章 Indian's prince
はぁ…仕方ない…
『バルドさん…バルドさん!』
バ「――んあ?なんだよ…ネイラ…」
『玉葱のみじん切りを頼まれてくれませんか?』
バ「なんで俺が…」
『残念です…この仕事はバルドさんに“しか”できない仕事なのに…』
バ「ふ、ふん…俺にしかできねーんなら仕方ねえな。まかしとけっこんなもん朝飯前だぜ!!」
本当に扱いやすい^^
ア「ネイラ殿…これは?」
『セバスチャンはあまり使用人達にこういうことは任せないので…せっかく持ち場があるのに、仕事がないのはやる気は起きないでしょう?あとこれセバスチャンには内緒ですよ』
アグニさんは優しさから同じことするのでしょう?と付け加えた
ア「優しさかどうかわかりませんが…はい」
ガチャ フィ「いいにお~い。今日の晩ごはんはなんですかぁ~?」
ア「少年!よいところへ。夕食作りの手伝いをしてくれませんか」
フィ「えっ僕が!?あ…でも…僕バカ力だから台所の物に触るなってセバスチャンさんが…」
ア「力がある?それは良い!このじゃが芋をスプーンで潰してから裏ごしするんですが、結構力がいって骨の折れる作業なんです。頼めますか?」
フィ「力がいる?それなら僕にもできるかも!やりたい!やらせてください!…ネイラさんいいですか?」
『ええ。頼みましたよ』
フィ「はーいっ!!!(微笑」