第5章 Indian's prince
セ「では、お手柔らかに」
ア「参ります!!ハッ…!」
すごい…
“あの”セバスチャンと互角なんて…
そう思っていると勝敗は決まった
キィン ばしっ
セ「やれやれ、剣が折れてしまった」
「「「『!!』」」」
劉「これじゃあ続きはできないねぇ。試合は引き分けか」
ソ「シエルのカーンサマーもなかなかやるな」
引き分け…
アグニさんは普通の人間のはず…
ソ「アグニは俺の城で一番の戦士だぞ。アグニと互角に戦えた奴は初めてだ!気に入った!シエルのカーンサマーよ。お前の腕に免じて今日は勘弁してやる」
セ「光栄に存じます」
ア「セバスチャン殿。お手合わせありがとうございました」
セ「こちらこそ。アグニさんは本当に飲み込みが早い。初心者でなければわかりませんでしたよ」
ア「そんな!」
アグニさんはセバスチャンと話した後坊っちゃんのもとへ来た
ア「シエル様。先程は申し訳ございませんでした。まだ痛みますか?」
シ「い…いや…」
ア「よかった!」
アグニさんがソーマ様のもとへ戻り私と坊っちゃんはセバスチャンのもとへ行った
シ「セバスチャン。あの男…一体何者だ?まさかまた…」
私は人間の方のグレルさんしか知らないが坊っちゃんはグレルさんのことを言っているのだろう
セ「いえ、あの方は人間ですよ」
シ「そうか…」
するといきなり坊っちゃんの後ろからソーマ様が坊っちゃんに乗り掛かった
ソ「おいシエル!俺達ももう一試合だ!」
シ「うっ!?」
そうして坊っちゃんはソーマ様に連行されてしまった
セ「そう…ただの人間です」
『?セバスチャン…?』
セ「…ただ、“私達”が持ちえぬ力を持った…ね」
持ちえぬ力…