第5章 Indian's prince
ソ「なーいつになったら終わるんだ?なーなーそれは何をしてるんだ?なーってばー」
シ「あああああうるさーい!!!気が散るだろうがあっ!!(怒」
今はフェンシングの練習中、私は坊っちゃんの相手をしていた
ソ「なんだ、そんなに怒らなくてもいいだろう」
シ「もういいわかった。そこまで僕に構ってほしいなら相手してやる」
そう言って坊っちゃんは私から剣を取りソーマ様に投げて渡した
ソ「俺は武術はカラリパヤットかシランバムしかしたことがないんだが、まぁいいか。要は“コレ”でお前に勝てば俺と遊ぶんだな?」
シ「“勝てれば”な。負けたら僕の邪魔をせず大人しくしていろ!3分で5本勝負だ。多く点を取った方が勝ち。いいな」
セ「では始め!」
セバスチャンのかけ声と共にソーマ様は坊っちゃんへ駆け出した
ソ「もらった!!」
ソーマ様は坊っちゃんのふくらはぎを狙ったようだがそこは…
ぐにん ソ「!!?」
シ「そこはフェンシングの有効面じゃない。残念だったな!!」
ソ「わっ卑怯者!俺はルールを知らないんだぞ!」
シ「ルールを知らないお前が悪い。勝負は勝負だ」
本当に性格の悪い…
坊っちゃんは躊躇なくソーマ様へ攻撃していく
ソ「はっ」 くにゃっカンッ
ソ「この剣っくにゃくにゃ曲がって使いづらい!!」
シ「フェンシングは前に突くのが基本。剣を横に薙ぐように振ったのでは有効面がガラ空きだ!!」
ア「王子!!危ない!!」
ドッ シ「っ!?」
『坊っちゃん…!』