第5章 Indian's prince

このままアナグラにいてもらちが明かないので説明しながら外に出て歩いた

劉「――なるほどねぇ。そのイタズラッ子を捕まえたいわけだ」

シ「まだ死人は出ていないがジェントリや軍人ばかりが狙われるのでな」

劉「下々の者に示しがつかんってことか、伯爵もご苦労なことだ」
シ「下らん」

『ところで大分歩いてますが、インド人達が根城にしている宿はどのあたりですか？』

劉「ん？あっごめん話に夢中で迷ったっぽい！」

シ「お前は～～ッとりあえず一度戻って…っ」

話しながら歩いていると坊っちゃんは誰かにぶつかってしまった

イ1「イッテェー！！肋骨にヒビが入ったぁーッ」

『なっ…そんなわけ…』

イ1「誰か来てくれッ」

イ2「大丈夫か！？」
イ3「どうした！こりゃひでえ！！」

ぶつかったインド人は次々と仲間を呼び、私達は囲まれた

イ1「イーストエンドにしちゃあヤケに身なりがいい坊っちゃんだな。貴族か？ぶつかられた慰謝料もらわないとな！！身ぐるみ一式置いてきな！！」

セ「これはまたベタなチンピラに捕まりましたね。坊っちゃん。如何しますか？」

シ「どうもしない早く片付けろ」

「『御意』」