• テキストサイズ

Swear to you...

第6章 Indian's prince ~after story~


案内をしようとしたときアバーラインさんと眼があった気がしたがすぐに逸らされてしまった

アバ「い、いやぁ…しかし豪華な回廊ですね」

壁にかけられた絵にアバーラインさんは興味を示した

ラ「こんな陰気な絵ばかり飾りおって!!まさに悪霊の巣だな!」

アバ「これは!ハムレットのオフィーリアじゃないですか!作家は…ミレイでしょうか?」

シ「正解だ。ラフェエル前派は好きか?」

アバ「はい!抑えた色に雰囲気があって…」

坊っちゃんとアバーラインさんが絵の話題で盛り上がっている中、セバスチャンが全てのカーテンを閉めていった
たぶん…いや、絶対アグニさんだ…

気をしっかりと保たなければ…

『皆様、こちらでございます』

食堂のドアを開け皆様を中へ誘導し、一先ず安心といったときにまたしても問題が起きた

セ「食卓はすでに整ってございます…?!」

ソ「おーいシエルー!あの箱は飽きた!一緒にカードゲ…」

セバスチャンが ソーマ様のいる2階のギャラリーに跳んだ

アバ「今声がしたような…」

シ「気のせいだろう」

改めて案内しようとしたとき明かりが消え、暗闇に包まれた

ラ「なんだ?!どうした?!」

アバ「真っ暗です!っ怖いよーっ」

ラ「貴様、刑事として恥ずかしくないのか?!」

ボッと火が灯った蝋燭を持ったセバスチャンが現れた

セ「申し訳ありません。火が消えてしまった様です」

シ「風か何かか?セバスチャン」

セ「ええ、風ではない何かか…と」

私の頭を過ったのはアグニさんだったが、アグニさんは先程外にいたはずでは…?いや、あの方なら造作もないはずだ

セ「食堂はあちらです。参りましょう」
/ 171ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp