第5章 Indian's prince
セ「それは「これはこれは、ファントムハイヴ伯爵じゃありませんか!」」
坊っちゃんに声をかけてきたのは…ウエスト様だった…
ソーマ様は…木の陰に隠れていますね…
シ「…ああ、ウエスト殿」
ウ「お久しぶりです!昨年のシーズン以来ですかね。またお目にかかれて光栄です!相変わらず仕立ての良いコートをお召しだ。伯爵ほどの地位の方がお召しになるのはどのブランドですかな?」
シ「服は執事達にまかせきりでブランドにはあまり興味がなくてね」
ウ「またまたそんな!そういえば今日の品評会に御社も出場なさるとか?」
シ「ああ…今度食品事業にも手を広げようと思っててな」
ウ「カリー品評会にご出席なさるとは驚きましたよ。腕のいいシェフでもヘッドハントされたんですか?我が社も負けていられません。凄腕のシェフも雇ってるんです」
シ「へぇ…」