第1章 噂…
* 椿*
少し緊張気味で入ると赤鬼と呼ばれる少女が眠っていた。
ひめこ「寝てるやん。」
椿「起こすのは悪いな。」
そう僕が言った時パチリと赤鬼少女の目が開いた。
『だれ!?』
そう言って飛び起きた彼女の表情はとても鋭い目をしていた。でも悲しい目をしていた。
ボッスン「あ…ども。俺は君と同じクラスの藤崎祐介です。」
ひめこ「同じく、同じクラスの鬼塚一姫です。」
スイッチ「同じクラスの笛吹和義です」
椿「違うクラスの椿佐助だ。」
『あ…びっくりした…同じ学校の人か…』
ボッスン「え…?」
藤崎も驚いてるみたいだ。僕も少し驚いた鋭い目をしていた彼女が突然優しい目に変わったのだ。まるで人柄が変わったように…
『いえ!何も。あ…始めましてです。』
ひめこ「よろしくな。これぺろキャン!ごっつ美味いで。」
『ありがとうございます!』
そう言ってニッコリ笑った顔を見て僕は彼女が赤鬼と呼ばれているのは何かの間違いだろうと思った。
でも、会長に頼まれたのだから聞かないといけない。
椿「すまないが、単刀直入に聞かせてもらう君は不良と夜に喧嘩しているのか?」
ボッスン「おい…」