第3章 守りたいもの
「おい!2人ともくるぞ!」
「ちっ…作戦通りに行くぞ!」
「おぉぉぉ」
プレイヤー達全員が前に走り出した
「あんちゃんはただ前を向いて走れ!後ろを振り返るな!」
もう…やるしかないのか…
「くそぉぉぉぉ」
は言われたとおり斧に力を溜めながら前に走った
「私も行きます!」
後ろでシリカの声がした
本当は力ずくでも止めたい…だけど俺にはやらなきゃいけない使命がある…
「うわぁぁぁ」
後ろの方で悲鳴が聞こえた
振り返ろうとした時
「振り向くな!走れぇぇ」
と言われ…振り返らず前に走り続けた
斜め方向にシリカが鎌を止めていた
「きゃっ」
鎌とシリカは同時に弾かれた
ピナがシリカに息を吹きかけようとしたときピナに鎌が近づいていた
「ピナあぶない!」
シリカはとっさに飛んでいるピナに抱きついた
飛びついたためシリカの足は地面についていない
俺はすぐにシリカを助けに行こうとした時後ろからものすごい勢いで走るプレイヤーがいた
そのプレイヤーはシリカにタックルをして吹き飛ばした
「まっ……」
そのプレイヤーは鎌に切り裂かれ消えていった
何で俺が助けに行けなかった…と後悔しても頭の中にはあの言葉が残っていた…走れと