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第4章 かさなる影


第48層 リンダース

「ここか…」

リズベット武具店…間違いないだろう
は店の中に入った

入ると鈴の音がなった
店の中はたくさんの武器が置いてあった
店長はいないみたいだ

ガチャと奥の扉が開いた

「リズベット武具店へようこそ!」

は驚いた
いきなり出てきたからじゃない…今いるリズベットが葵にすごく似てるから…

「葵…?」

「えーと何のことでしょう?」

リズベットの顔は少し焦っていた
はゆっくりとリズベットに近付いていった

「お客さん?」

リズベットは怖くなったのか後ずさりをし始めた

「葵…お前…」

今にも涙が出てきそうだった
リズベットは後ずさりをしていたが壁にぶつかり逃げ場がなくなった
はリズベットの目の前に行くと手を伸ばした

「お客さんどうしたんですか?」

リズベットの声は震えていた



は手を伸ばしていたが途中で手をギュッと握り手をおろした



葵はもういないんだ…髪の色、髪型、顔、体型が似てるからって葵じゃないんだ!

「ごめん……俺の大切な人に似てたから…」

は店を出ようとした時
リズベットは深呼吸した後また息を吸い込んで

「また来なさいよね!…いつでも相手になってあげるわよ」

「ありがとな…」

は聞こえるかどうか分からない声量でお礼を言って店を出た
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