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もう1人のソロプレイヤー

第2章 家族の温もり


2023年6月9日

「そろそろマイホームが欲しいな」

「でもそんなにお金ないでしょ?」

葵がジト目でこっちを見てくる

「だから稼ぐんだよ!」

「今日は27層の迷宮に行って稼ぐか」

俺達のLvは35で半年以上もパーティーを組んでるから27層は行けると思った

「でも……」

「マイホームのためだ!」

俺は最初複雑だったものの次第に結婚を受け入れこのゲーム内だけでも葵との結婚を楽しもうと思った


27層迷宮区

「意外と行けるな」

「これならマイホームなんてすぐに買えるよ」

は陽気に言った

「もうお兄ちゃんってば…」

しばらく歩くと壁が1部分だけ違うところがあった
そこに手をかざすと壁が開いた
隠し扉だ
扉が開くとそこには空間が開いており真ん中にはトレジャーボックスという宝箱があった

「宝箱だ!」

は迷いなく宝箱めがけて走った

「ちょっと待って!」

葵が遅れて部屋に入りを止めようとしたが遅かった
宝箱を開けたら中身は空だった

ブーンブーンと警報が鳴り始めた
扉が閉まり周りにはどんどんモンスターが召喚されていった
トラップだ

「くそっ…逃げるぞ葵!」

俺は葵とアイコンタクトをとり転移結晶を出した
転移結晶はワープアイテムだ

「転移!始まりの街!」

転移結晶は発動しなかった

「あれ?」

何度唱えても何も起こらなかった

「ここきっとクリスタル無効化エリアだよ」

逃げられないしモンスターには囲まれている
こういうのを絶体絶命というのだろう
だけど俺は死んでも葵を守る!

と葵は武器を手に取り戦う覚悟を決めた
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