好きだと気づくには、遅すぎた 【ヒロアカ 轟vs爆豪】
第1章 誰にも言えない秘密
一度火がついた好奇心は、もう止められなかった。
(……もっと、ちゃんと触ってみたい……)
周囲を気にしてチラリと視線を泳がせるが、誰かが来る気配はない。
震える手で彼のズボンに手をかけると、下着ごとずらして彼のペニスを露わにした。
「っ!?……大きい……」
ぶるんっ!と飛び出すように出てきたそれは、熱を帯びて主張する。
恐る恐る指先で直に触れてみると、弾かれたようにピクッと大きく脈打った。
(……なんか……ぴくぴくして、可愛いかも……♡)
自分の手に対して素直に反応を返す様子に愛おしさが込み上げ、は意を決してその熱い塊を小さな手で包み込んだ。
恐る恐る握りしめ優しく上下に手を動かして摩り始めると、手に伝わる熱と硬さが増していく。
「……ん、……っ……」
眠っていたはずの轟の口から低く甘い吐息が零れ落ち、の胸はさらに激しく高鳴った。
◇
昼間の過酷な訓練で身体の芯まで疲れ果てた轟は暗いリビングのソファに深く腰掛けたまま深い眠りに落ちていた。
無防備に規則正しい寝息を立てていた彼の意識は、下半身に伝わる熱と違和感によって少しずつ浮上していく。
ぼんやりとした頭のまま重い瞼を開けると、視線の先にいたのはソファの前の床にペタリと座り込んでいるの姿だった。
彼女の小さな手はズボンの隙間から露出した彼のペニスをしっかりと握り締め、ゆっくりと上下へ動かしている。
普段、自分自身でそういった行為をする習慣がない轟には、目の前の光景も、自身の身体に起きている異様な変化も、すぐに理解することができなかった。
「……んっ、…………?」
自分の意思とは無関係に熱く硬く勃ち上がるソコと、皮膚を擦り付けられる摩擦の刺激に掠れた声で名を呼ぶと、その手の動きがピタリと止まった。
下半身の熱に戸惑い何をされているのかすら分からないまま固まる轟と、その手をとめたままゆっくりと顔を上げる。
静まり返ったリビングの月明かりの下で、二人の視線が真っ向から交差した——。