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好きだと気づくには、遅すぎた 【ヒロアカ 轟vs爆豪】

第1章 誰にも言えない秘密


彼を自分の口で果てさせたという満足感と優越感が胸を満たし、の身体は内側から熱く火照っていく。
太ももを擦り合わせ、モジモジとしながら彼女は赤くなった顔でそっと問いかけた。



「………気持ちよかった……?」



その問いに轟は深く息を吐き出すと、熱の残る瞳でじっと彼女を見つめ返した。




「ああ……最高だった。の口、やっぱりすげぇ温かくて……夢で見たときより、ずっと気持ちよかった」




まだ「夢」だと思い込んでいる発言に内心ヒヤリとしながらも、彼の言葉に胸が跳ねる。
轟は少しだけ困ったような、甘えるような表情を浮かべるとゆっくりと言葉を繋いだ。




「……またここが熱くなって、痛くなったら……お前の手と口で、抜いてくれないか?」


「えっ……!? ま、また……!?」



轟のとんでもないお願いに驚き戸惑い目を丸くする。
だが、まっすぐに自分を求め、期待に満ちた彼の瞳に見つめられると拒むことなんてできなかった。



「……っ、う、うん……。轟くんが……困ってるなら……いいよ……」



恥ずかしさに押し潰されそうになりながらも小さく頷いて了解すると、彼の表情が一気に明るくなった。



「……ほんとか?ありがとな、」



そう言うと轟は大きな手を伸ばし、彼女の頭を優しく愛おしそうに撫でた。
そのまま服を整え身支度を済ませると、すっきりした様子で扉へと向かう。




「じゃあな。また連絡する」


「あ、うん……お疲れ様、轟くん……」



去っていく彼の背中を呆然としながら見送る。
静まり返った部屋に一人取り残され、手に残る熱気と口の中に残る彼の味を思い出した瞬間、彼女は床にその場へへたり込んだ。



「……うそでしょ……っ、とんでもないことになっちゃったぁ……っ!!」



頭を抱えながら真っ赤な顔で悶絶する。
『マッサージ』という苦しい嘘から始まったはずが、まさか彼の専属『処理係』のような約束を交わしてしまうことになるなんて。




(夢だって勘違いしたままなのは助かったけど……これから私、轟くんに呼ばれるたびにアレをしゃぶることになるの……!?)




甘い焦燥感とこれからの展開への期待に胸を躍らせながら、は熱を持った顔を両手で覆うのだった——。




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