第4章 脹相〜マグカップ〜
買い物を終え、カフェで休憩する。
「何飲む?」
「お前と同じでいい」
「じゃあこれにしよう」
二人で飲み物を買い、窓際の席に座った。
「なんか楽しいね」
「ああ」
「こういうの、いいな」
「何がだ」
「休日に一緒に買い物して、カフェ行って……」
私は少し笑う。
「普通の恋人みたい」
「……」
脹相の手が止まった。
恋人。
もし本当にそうなったら。
今日のように二人で買い物をして。
お揃いのものを買って。
同じ家に帰って。
毎朝、あのマグカップで一緒に飲み物を飲む。
そんな未来を想像してしまった。
「脹相?」
「……何でもない」
「また?」
「ああ」
私は笑った。