第7章 それから
マンションの駐車場に着いて
「ここ、お父様のお家?」
「そだよ、君らマンションってはじめてじゃないよね?」
「うん、お母様のお家もマンションだよ。何階?」
「12階」
「お母様のお部屋より上だね」
エントランスでインターフォンを押す
「ピーンポーン」
笑顔で手を振る
「お父様、お家に誰か居るの?」
上の子が問う
「居るよ、女の人」
『………』
扉が開き〇〇〇が笑顔で迎えてくれた
かわいい小動物を見るような目で子どもたちを見ている
「どーぞ」と言われても子どもたちは動かない
「お父様、この人誰?」
ほんと思ったことすぐ口にするのね
視線と笑顔を〇〇〇に向けたまま子どもたちの耳元まで腰をかがめ「僕のかわいい大切な人」と伝える
上の子は硬く、下の子はふ〜んといった感じ
面白い、彼の目は正しいね。
「あがりな」
『お邪魔します…』
子どもたちがソファに落ち着くと〇〇〇の目がキラキラしていて…………そんなにかわいいか?
自己紹介もそこそこに下の子が部屋を見て回る
「これはなに?こっちはのは?」
〇〇〇が後ろをついて説明していた
そして
「ねぇ、なんで〇〇さんとか〇〇くんとかいうの?」
君なら聞くよね、なんて答えるの?
「……………」
「ぶっはははははははははー」
〇〇〇は生きている物だけじゃなく無生物や空間なんかにも気配を感じるタイプなんだよね。だから物に対しても息づかいのようなモノを感じとる
モノを落としたりぶつけたりして『ごめんね、痛かったよね』とか、ル○バに『よろしくお願いします』『お疲れ様、お腹空いたでしょ』と言って充電してる。くくくっ
下の子はその区別がはっきりしてる。生きているモノとそうでなモノ。7歳でこの区別は早い方じゃない?
ひとまず助けてあげよっ
「なんでかなぁって思っても聞いちゃいけないことってあるんだよ、一つ大人になったな」
頭をポンポンしてあげる
このふたりいい組み合わせ面白いかも