第7章 それから
もう何回も伝えてるけど言わずにはいられないのは失うのが不安だからなんだろうね…この不安はいつ無くなるんだろう。胸がチクチクする
「ねぇ〇〇〇、俺〇〇〇のことほんとに手放してあげられない……怒りも嫉妬も恨みも渇望も不安も“強い執着”が原因…それが呪いの元になるってわかってるのに…」
「私が消えた時、あの時『自分一番他は二番』じゃなかったことに気がついたの。『悟一番私は二番』だった…
苦しかったし、このまま行ったら全てが壊れてしまう気がして怖かったから悟から逃げた。
逃げるって決めたら1ヶ月間の東北行きが決まって、物理的にあの状態から抜け出せたし、1ヶ月かけて『自分一番他は二番』に戻ることができたの。
それからあのシリーズは今も続いてて悟とも一緒にいられてる。
『私も自由』『悟も自由』
自由には責任が伴うって子供たちが教えてくれたでしょ。縛りじゃなく『責任ある自由』で悟と繋がっていたい。悟も『自分一番他は二番』やってみたら?」
「軽っ‼︎そんな軽く『やってみたら?』って言っちゃうの?」
「うん、だって呪いにはなりたくないでしょ?私は呪いには落ちないよ。呪いを選ばないし、不の感情を自分で昇華できるチカラがあるって知ってるから。難しくない、ちゃんとその感情と向き合ってその感情を嫌わないで認めてあげればいい。その感情を持ってても『わたしって最高✨』って闇の部分もマルっと光で包み込んじゃえばいい。
悟からの呪いを受けたとしても受け取らないから悟に戻っていくでしょ?もともと持ってる呪いと跳ね返ってきた呪い、Wだね、はははっ」
「はぁぁぁぁ、やっぱ手放してやれねぇわ〜」
俺より先に死なないでね、〇〇〇がいなくなったら呪いになる確率めっちゃあがっちゃうから……
あまりにも物騒で口には出さない
今は笑うしかない
未来のことは未来の自分に任せる
『ははははは〜っ』
ふたりの呑気な笑い声が部屋に広かった