第7章 それから
子どもたちに〇〇〇を引き合わせてもいいのかなぁ
俺にも大切な人がいることを伝えておきたい
〇〇〇はどう思うかなぁ…嫌がるかなぁ?
俺と一緒いて手に入れられなかったモノをあえて見せられるのは辛いだろうか…。
“子ども”という存在を“言葉”を必要以上にネガティヴに捉えて欲しくない。〇〇〇はきっとそんなことはないだろうけど、できれば俺らと一緒に4人で子どもたちの成長を見守ってほしい
『嫌ならそう言って』と前置きをして
「8月、子どもたちがコッチに来ることになってね。一泊だけして母親のところに戻るんだけど。〇〇〇は子どもたちに会ってみたい?8歳と7歳になったし俺たちのことを伝えてもいい頃かと思って」
少し考えて
「ウチにお泊まりするのね、いいよ。悟の子どもたちに会えるの楽しみ、髪の毛は白い?目は青い?って考えたことあるんだぁ。ミニチュア版の悟かと思うとほっぺが緩んじゃう」
「へっ、そんな可愛かないよ」
とりあえず受け入れてくれた
〇〇〇なら大丈夫だよ
食事はなにを作ろう…
好き嫌いはある?アレルギーは?
スケジュールは?
夜中に寂しくなって泣いちゃわないかなぁ…
前日までアレコレ考えてる〇〇〇が愛おしい
ベッドの中で
「なに考えてるの?」
背中から抱き込んで聞いてみる
ふと力が抜けて
「いつも通りの私で子どもたちと過ごそうって」
「それがいい、そのままんがいいよ」
手のひらに唇を寄せて抱き込んだまま眠りにつく
「じゃあ、迎えに行ってくるね」
「うん、準備しておく。気をつけていってらっしゃい」
「だいじょぶ?いつものまんまの〇〇〇で…いつものまんまの〇〇〇がいいんだからね?」
「わかってるよ、ペルシャ猫の着ぐるみはどう頑張っても着られないんだから、ははっ」
まんまでしかいられないと笑う
その表現がもうまんまだねと俺も笑って玄関を出た