第5章 お節介
《☆☆☆side》
実家へ戻る前に鴨川に寄ってこれまでの禊をする
川に入るわけではなくこれまでの重みと新たな人生への切り替えの意味を込めて川に感情的な澱を流しにきた
川岸を◇◇◇と並んで歩く
生まれてからこれまで感じたことのない達成感と充足感、解放感を味わいながら川を渡ってくる爽やかな風に吹かれる
「わたくし、自分の手で自分の未来を手に入れたわ。◇◇◇、長い間お待たせしてごめんなさい。待っていてくれてありがとう。どんな時もそばにいて支えてくれてありがとう。これからは貴方の隣を同じ歩調で歩ける喜びに胸が高鳴っています。どうぞ末永く愛してくださいね」
「はい。世界中の誰よりも愛し、幸せにします。☆☆☆様………☆☆☆愛してます」
「ねぇ◇◇◇、わたくし最後に悟さんにお節介をしようと思うんだけど聞いてくれる?」
「はい、どのようなお節介を?」
「悟さんは大切な方との関係を一度終わらせてこの計画に入られたの。最短4年とわかっていても彼女の時間を奪えない。もし、出産を望んでいるならタイムリメットがあるし自分との間には子どもはもうけられない。結婚もできないし…。それにわたくし達に制限をかけておいて自分だけ今までと変わらない関係を続けるなんて身勝手だって…」
「わたしたちは元より男女の触れ合いは無かったですし、ずっとそばにいて会話したり一般的な日常の触れ合いはありました。そこまでご自分を律する必要はなかったのではないかと思います」
「そうね、わたくしもそう思います。でも、それが悟さんなりの誠実さの表現だったのでしょうね」
「でね、ここでお節介なの♪」
「☆☆☆様……☆☆☆楽しそうですねぇ」
「えぇ、閃きましたの」
「では、聞かせてください。私にもお役に立てる場面はありますか?」
「えぇ、ありますとも、ふふっ」
〇〇さんにお会いして
円満離婚したこと
悟さんに感謝していること
貴女にお気持ちがおありなら、わたくしや子どもたちのことは一切気にせず、悟さんを受け入れてあげて欲しいこと
悟さんには心からの支えが必要だと伝えたい
「それならばわたし、お役に立てます」
「どういうこと?」