第4章 責務
月一で実家に戻り子どもと☆☆☆の様子伺い
「歩いてる………」
ふふふっと☆☆☆が笑う
「興味が湧くところにどんどん歩いていってしまうので目が離せません」
俺を見つけてトコトコ歩いてくる
途中バランスを崩しかけたが踏ん張って持ち直し笑顔で辿り着く。
「やるじゃーん♪よく踏ん張ったな」
抱き上げてやると大喜びで足をバタつかせる
「お父様ですよ」
息子に向かって教える
「ぉ とぅたま」
「はははっ、まだまだ遠いね。お母様は言えるの?」
「お母様」
「ぉかぁたまっ」
どうーだ‼︎と言わんばかりに胸を張って言い切る
その場に居た全員の笑いを誘う
散々遊んだ後、あぐらを組んだ俺の足の上ですやすや眠る息子を見て、この子の世界は平和だねぇと心底思う
「悟さん、重たくないですか?」
☆☆☆がそばに来て座った
「うん、大丈夫」
お腹をさすりながら
「来月にはこの子も生まれてきます」
「順調にきて良かったよ」
「はい」
「やっとここまできたね」
「はい」
「待ち遠しかった?」
そりゃぁもうと笑いながら言う
だよねと笑いながら答える
「悟さんはあれからどうですか?」
「僕自身は変わらず。〇〇〇は無事に戻ってきた、みたい」
「みたい?」
「会ってないし、話してない」
静かに見つめてくる
「あの部屋には戻って来てるのは確認した。見た感じは元気そうだった。今はそれで充分」
「そうですか……悟さんも待ち遠しいですか?」
「そりゃぁもう」
ふたりにしかわからない笑いがもれる
「くっっ、痺れた……」
ようやく目を覚ました息子を下ろし足を伸ばすことができた
そこに息子がダイブした
「ぎっややややややや〜‼︎」