第4章 責務
実家で戻って☆☆☆と子どもに会う
「しっかりしてきたね」
「はい、ミルクよく飲んでくれるので。足が強くて仰向けのままずり這いして遠くの方まで行ってしまうので目が離せなくて」と笑う
幸せそうでよかった
赤ちゃんって勝手に周りを幸せにしちゃうのね
「悟さん、ふたり目のタイミングお考えですか?」
「いや」
「生理が再開したので妊娠可能だと思います。先生に見ていただかないと正確には言えませんが……」
「☆☆☆は大丈夫なの?身体とか精神面とか」
「はい、体感では問題ないかと」
「近いうち受診してみる?」
「はい、お願いします」
笑顔を向ける
じゃ、そろそろと立ちかけて…
「ずりずりずりずりっ」
息子が俺を目掛けて仰向けでずってくる
視線をしっかり合わせて
「ずりずりずりずり…」
頭で俺の腿をグイグイ押しながら目線を合わせてくる
「よっ」
抱き上げて真正面に向き合うと
口を開けてきゃっきゃっと笑う
空中でカエルみたいに足をグングンさせながら
ご機嫌だねっ
「お父様ですよぉ〜」
☆☆☆が息子にいう
お父さんだって…実感ねー
そのまま立ち上がると一瞬驚いた表情をするがまたきゃっきゃっと笑って顔をペチンッ叩かれる
ちっとも痛くない。痛くないどころか柔らかくて温かい。一度しっかり抱いて母親に預けようとしたら襟元をグッと掴んで離さない…え〜っと…どうするぅ?
困った姿に
「お父様を離したくないのね、ふふふっ。悟さん、愛されてますね、ふふっ」
おかしそうに嬉しそうに笑っておいでと手を広げ息子を受け取る
愛情豊かに育てられているのがわかるよ
門の前で『バイバーイ』と手を振って見送られ帰路につく
ほのぼのしちゃって……
自然と優しい顔になってるのがわかった
ふたり目ねぇ
先生に連絡してみようか……