第4章 責務
「え⁈そんなに痛いの?本当に大丈夫?」
「はい、覚悟、決まってますからっ」
男ふたり『頼もしい』と拍手する
「☆☆☆様はどんどん頼もしくなられて……自分とは違う命の重みとか責任とか愛情とか色々なことをこの経験から得られているようです。陣痛の痛みもその一つで自らが体験してみたい、ひとつも逃さずご自分の糧にされているようです。」
「君は大丈夫?」
「はい、僕も覚悟、決まってますからっ」
今度はひとりで『頼もしい』と拍手する
彼は照れたように笑った
俺の覚悟は?
11月後半
先生の見立て通り予定日を数日過ぎた
兆候は全くない
お腹の中であまり大きくなりすぎると分娩が大変なので大きさを見ながら1週間程度を目安に計画出産の可能性もあると頭に入れておいてほしいとのことだった
12月入ってすぐ
「五条さん、陣痛始まりました‼︎」
彼から連絡が入った
学校のみんなに話したら
『すぐに行け‼︎』と追い立てられ病院に来た