第4章 責務
明日の昼ごろまで一緒にいられるけど何したい?って聞いたら観葉植物が欲しいと言う
知り合いの店があるからそこへ行こうと提案すると喜んでた
翌朝
「おはよう、観葉植物買いに行こっ」
身支度を整え車で向かう
助手席で〇〇〇がニマニマしてる
楽しそうだね
店内に入ると
「うわぁぁぁ…」
また感動してるよ
「五条さん、お店に来てくれるなんて珍しいですね」
「彼女が観葉植物が欲しいって言うんでね。相談にのってあげてくれる?」
「はい、もちろんです」
店の雰囲気から順調な経営が伺える
頑張ってるね
店主のあとに着いて行くのを手を振って見送る
案内を終えた店主が戻ってきて
「五条さん、やっとお客様と一緒に来てくれましたね。嬉しいです。ありがとうございます」
「たまたま時間が出来たから一緒に来てみたよ。お店、順調そうだね」
「はい、おかげさまで」
ここまでの話をいろいろ聞かせてくれたあと従業員に呼ばれて行った
〇〇〇の姿を見ながら纏まらない思考を巡らせ続けていたらかなり時間が経っていることに気づいた。まだ戻ってこない。
「悩んでるの?」
「どっちにしようかと…」
どれどれ……
おっ‼︎なかなかセンスいいじゃん
「ん〜コッチ‼︎」
「えっ⁈なんで?」
コッチは俺のエネルギーに似てる
コッチは〇〇〇のエネルギーに似てる
選んだのは俺のエネルギーに似てる方
俺がいないあいだ側にいてくれたらいい
「コッチのが俺との相性良さそうだから」
「はっ?」
「さっ決まった、オーナー呼んでくるよぉ」
「配送伝票お作りするので少々お待ちください」
「その間、店内見て回ってもいいですか?」
「はい、どうぞご自由にご覧ください」
笑顔で見て回っている
「聡明な方ですね」
「うん、僕のかわいい大切な人」
「彼女さんですか?」
もちろん聞こえていたけど答えない
明確なことは言わない
〇〇〇 にどんな影響を与えてしまうかわからないから
「お待たせいたしました、では明日午後にお届けいたします」
「ありがとね、また」
「時間かかっちゃってごめんね」
「楽しそうにしているところ存分に見られたから大満足」
ふたりでいるところを極力晒さない
出歩くより家で過ごすことを好むタイプの子でこの点は幸いだった