第3章 #NAME1# 沼
〇〇〇は俺のどろっとした感情にも真剣に、素直に、正直に向き合う
話に耳を傾け自分はこう思う、思ってるって真正面から言ってくる。それが正しい、正しくないじゃなく『今は』そう思う、そう感じていると
先のことは先の自分に任せて
今は今の自分が背負う
この道に進みたいと思うなら進めばいい
間違えたと思ったら道を変えればいい
そのまま進み続けるのも変えるのも選択権は自分にあって自分が体験する現実は自分で選びとる
俺からの提案を『違うな』って思ってたら選んでなかった
今、一緒にいるってことは提案を選んだってこと
『わたしのことはわたしが決める、悟のことは悟が決めて』
イヤなことはイヤって言う
こうしたい、こうして欲しいこともちゃんと言う。
それはわたしがそうしたい、したくないってことで、悟がそれを受け入れる必要はない
悟には悟のイイがあってイヤがあるでしょ?
それをわたしに教えて
ふたりで心地よくて楽しくて幸せに過ごすためにそれぞれが自分の足でちゃんと立って、違いを理解して、認めていければいいと思う
自分が満ちて溢れるまでは俺にも誰にも自分の分は渡せない。
愛情も感情も時間もお金もモノも何でもかんでも『自分一番他は二番』満ちて溢れてから他に回す、渡す
そうしないと自分がすり減って、疲れて苦しくて恨みに変わる
そんなの誰も幸せになれないし楽しくない
他を幸せに、楽しくさせられるくらい自分が満ち満ちて溢れ出させたいという
「はぁぁぁ」
盛大にうなだれる
余計なことは考えず自分と向き合っとけってことだね…
「悟……」