第2章 出会い〜
髪も乾かし部屋に戻るとまた固まってる
よく固まるなぁ…今度はなに?
ベッドの上の乱れっぷりが気になったのか…
「気にしなくて大丈夫だよ」
ワナワナしてる
「本当に大丈夫、もともとそういう旅館として使われていた歴史もあるから寛容なんだ」
急にキラキラしはじめたけど…なんで?感動してる?どこに感動ポイントがあったの??
「また一人で感動しちゃってるの?」
おっかしい、ははっ
炊き立てごはんを前に
「グ〜〜〜」
「ぶはははははははっ昨夜はエネルギー消費激しかったもんね、たくさん食べなっぐっははははははは〜」
顔真っ赤だよ、いちいち可愛ぃぃ
『いただきます』
今朝もすごい集中して食べてる
俺もああやって堪能されたのね……
ダメダメ、想像したらムクッとしちゃった……
『ごちそうさまでした』
コーヒーをカップに注いで「どうぞ」と渡す
あぁ、いい香り……コーヒーってこんなにうまかったか?今日も天気良さそうだなぁ。胸がスッキリしてる…いつ振り?ってかこんなスッキリ感、感じたことあったっけ?はぁぁ心地いい〜
診察結果気になるし、観光しないでまっすぐ病院行こう。今からなら午前診療間に合うかも。一応連絡しとくか
「ちょっとフロントに挨拶してくるからコーヒー飲んで待ってて」
「おはよう、ムリ聞いてもらってありがとね」
支配人に声をかける
「おはよう、いつものことでしょ」
なに言ってんだよっと呆れられる
「今度の子はいい子そうじゃん。今まで聞いてた子達とはタイプが全然違うのなんで? どこで知り合ったの?」
軽く説明する
「へぇ偶然ねぇ。あんま周りに興味ないのに珍しい。それだけ魅力的に映ったってことか…。確かに可愛らしい子だけど…」
ん〜と眉間にシワを寄せる
「なんだよ」
「お前に弄ばれて、汚されて、傷つけられて、捨てられるのかと思うと……いい子そうなだけに心が痛い……」
「けっ」
ほらよ、カードと放り投げる
支払いを済ませて
「またなぁ」
「おぅ」
部屋に戻る間、これまでの女たちのことが頭をよぎる……顔とか性格とか出会い、別れなんか全然思い出せない……。かろうじてカラダがうっすら……うん、弄んでたな……