第6章 因縁の終焉
「所詮この世は弱肉強食!強ければ生き、弱ければ死ぬ!生きるべき者は…この俺だ!!」
ゴウッ。
志々雄は斗亜へ向かって、無限刃を振り下ろす。
斗亜は、一切の迷いを捨てた。
「…終わらせる!!!」
怒りでも、憎しみでもない。
それは「守る」と決めた者が、生きるために選んだ覚悟だった。
斗亜は刀を鞘に納める。
「生きる…俺は、生きて…これからも守っていく…!」
空気が、張りつめる。
「飛天御剣流――天翔龍閃!!」
ドンッ――――――!!!
踏み込みと同時に、斗亜の体が地を蹴り裂き、神速を超えた一閃が志々雄へと叩き込まれる。
志々雄の無限刃が、振り下ろされるよりも早く。
ガァァァン!!!!!!
斗亜の刃が、志々雄の胴を真横に捉えた。
熱、殺気、怨念。
すべてを断ち切る一撃。
志々雄の体が、後方へと吹き飛ぶ。
「…ッ」
志々雄は、膝をついた。
ボウッ。
斗亜の天翔龍閃によって、無理やり抑え込まれていた“限界”が完全に崩れた。
内側から、炎が噴き上がる。
「ハ…ハハハハハハ…!!」
焼け焦げる音とともに、笑い声が闘場に響く。
それは歓喜か、狂気か、あるいは敗北を悟った者の、最後の解放だったのか。
炎はやがて勢いを失い、ゆっくりと、小さくなっていく。
そこに残ったのは、焼け落ちた床と、刀を支えに立つ斗亜。
そして、完全に沈黙した志々雄真実だけだった。
残されたのは、焦げた床と、立ち尽くす人々だけだった。
「…私は認めぬ!!」
方治は床を叩き、声を張り上げる。
「この勝負…志々雄様は勝っていた!!」
「違うな」
斎藤が低く言い放つ。