第27章 護るということ
「ジュリスさん! 来てくれたんですね」
「当然さ、。君の晴れ姿をちゃんとお祝いしたいからね。でもミザロのことは聞いたかい?」
「そうなんですよ、師匠ったら。パーティーは好きじゃないんですとか言って逃げられちゃいましたよ~」
金髪の美男子と一緒に、マイペースなミザロらしいと笑いあう。
ジュリスはこっそりあなたに教えてくれた。
「ゼイラン様も、今日はすごく上機嫌に見えるよな。君に選ばれて内心とても嬉しそうだ」
「はははっ。そうなんですかね?」
それはちょびっと自分も感じていた。
今日のルドガーの主人は生き生きとしてるし、いつもよりさらに気も大きくなっている。
会話をしていると、セロとナザルも首をつっこんできた。
「よお。よかったな、うまくまとまって。あんた幸せそうじゃねえか」
「はいっ! ルンルンですよ~ナザルさん。でもお二人とも、どこ行ってたんですか? 守護者さまが現れてから、行方不明でしたよね」
あなたが首をかしげる姿に、セロは「けっ」とわざとらしく吐きだす。
「あたりめーだろが。あのババアがいる間は雲隠れしとかないとな。……つうか今日もサプライズ登場とかねえよな? マジやめてくれよ!」
大げさにふるまわれて皆は失笑気味だった。
しかしあなたはセロ達に顔を近づける。
「あの私、聞いてみたんですよ。セロさんたちのこと……守護者さまに」
この間城に招かれたときに、あなたはセロたちをなんとか自由にしてもらえないかと、尋ねてみたのだ。
彼らは自分の師の借金を背負わされ、魔界に来て働かされていた。
いくら守護者であるネメニアが、あなたにとっては優しく愛情のある女性とはいえ、仲間がそんなことになっていて放っておけなかった。
しかしネメニアはこう言った。