第27章 護るということ
後日、あなたは仲間たちとともに、貸し切りのパーティー会場にいた。
紫色の晴天の下、開放されたテラスで楽しんでいる。
「ゼイラン様、これはどういうことだっ?」
「何がだ。ルドガー」
「……どうしてあなたがの隣に座っているんだ! しかもペアルックで!」
騒ぎ出すルドガーをよそに、ゼイランは特注のピンクの革ソファに座り、鮮やかな同色のスーツをまとっていた。
口元には笑みを乗せ、隣に薄桃色のワンピースを着たあなたをはべらせている。
「早くどいてくれ! そこは俺の席だ!」
「いいや、今日は俺とが主役なんだ。俺たちの加護パーティーなんだからな。なあ?」
「は、はあ…」
授与される手前、強く反論できない。
風船や花々で可愛らしく飾り付けられた会場と、気合の入れ様。
気分も上がるし、嬉しいことではある。
「でもやっぱり私の隣はルドガーだよねえ。ほら真ん中においでよ、ねっ」
両手を伸ばして笑顔を向けると、目の前の凛々しい黒シャツ姿のルドガーも、同じ笑みを見せる。
「そうだよな、お前の隣はいつもこの俺だ。……ゼイラン様、ちょっと詰めてくれっ」
「おいっ押し出すな! …はあまったく!」
しばらくあなたとルドガーはカクテルを飲みながらイチャイチャしていた。
だが、向かい側にはちゃんとゲストたちもいる。
豪華なビュッフェの立食で、爆食する魔術師セロ。
派手な柄シャツ姿で使用人の女子に声をかけ、かわされている赤髪のナザル。
そして今まで色んな場面で支えてくれた騎士隊長のジュリス。
彼もカジュアルなスーツをまとい、グラス片手ににこりと微笑みかけてくる。
あなたも笑みを浮かべ立ち上がり、彼らのもとに向かった。