第27章 護るということ
「わ、わかりました。……では今から、発表します」
あなたは背筋をただし、その前にルドガーを見やる。
すると彼も、すべての結果を受け止めるというふうに、あなたに答えを委ね、見守っていてくれた。
「加護は…………ゼイラン様にお願いしたいと思っています!」
言い切ってから、長く時間が止まった気がした。
守護者は一瞬呆然とし、ゼイランは口を開けたまま反応が薄い。
ルドガーは、瞳を見開きあなたに釘付けになっていた。
「すっ……すみません、しんとさせてしまって。でもこれが、私の正直な気持ちです。⋯⋯前から決めていたことではあるんですが、ゼイラン様は、ルドガーの主人で大切な人だからです。私は二人のつながりがとても大事で、そこに私も入れてもらえるなら嬉しいなって。ここに来てから、ずっと支えてくれた人達だから」
照れくさくて笑うと、ゼイランは瞳を揺らす。
そしてルドガーは、胸がつまった表情であなたを見つめている。
ゼイランは前に乗り出した。
「おい。本当にいいのか? 俺には、ヴェルガロン様ほどの力は――」
そんなふうに自信を欠いた姿を見せるのは、彼にはないことだった。
しかしその姿は、誠実そのものだ。
「力とかで決めてないんです。繋がりの問題なので。……でも」
あなたは、守護者にも目を向けた。
彼女はせつない表情だが、静かに受け止めているように見えた。