• テキストサイズ

【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌-

第38章 【第三十三話】信じることの重み



ティファもすぐにクロウリーの腕を取る。


「クロウリー、無理しないで!」
「だ、大丈夫である……」

「大丈夫なわけねぇだろ!」

ラビが顔を歪める。


「ちょめ助からもらった血の瓶、あと何本残ってるさ……?」

クロウリーは震える指で懐を探った。


「……三本」

ラビの視線が、開いた扉へ向く。

次へ進む扉は、もうそこにある。
鍵もある。

けれど、クロウリーは重傷。

リナリーもあまり動けない。
アレンとティファも消耗している。

長く戦える状態ではなかった。


「次の扉はもう開いてんだ」

ラビが奥歯を噛む。


「こんなところで、全員ぐずぐずしてるわけには……」
「逃がさないよ」

ジャスデビが、ゆっくり腕を持ち上げる。


「君達全員、ここで消すって決めたんだから」
「火判!!」

ラビが炎で迎え撃つ。

だが、ジャスデビは炎を突き破って迫った。


「効いてねぇ……!?」

次の瞬間。

ジャスデビの拳が、ラビの頬を殴り抜けた。


「ぐっ……!」

ラビの身体が横へ吹き飛ぶ。

床を転がり、開いた扉の手前で止まった。
/ 1010ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp