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【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌-

第38章 【第三十三話】信じることの重み



二人であって、二人ではない。

デビットの面影。
ジャスデロの面影。

けれど、そこにいるのは、もうさっきまでの二人ではなかった。


「……まず、一人」

低い声。

リナリーの瞳が見開かれる。


「クロウリー!!」

ラビも台座の上で息を呑んだ。


「誰だ……ッ!?」

男は、ゆっくり顔を上げる。


「僕らは」

声が、低く重なる。


「ジャスデロとデビット」

白い煙が足元で蠢いた。


「本来、ひとつのノアなんだよ」

アレンの手が、神ノ道化を強く握り締める。


「よくも……」

倒れたクロウリーの姿が、視界の端にある。

「よくも、クロウリーを……!」

アレンが床を蹴った。

だが、ジャスデビは速かった。

拳がアレンの腹へ叩き込まれ、彼の身体が吹き飛ぶ。


バチッ!!

星形の拘束が、アレンの身体を磔にするように縫い止めた。


「アレン!」

ティファが叫ぶ。


「そのまま扉にぶつけたらさぁ」

ジャスデビが笑う。

「いい爆弾になりそうじゃない?」

ラビの顔色が変わった。


「扉にアレンをぶつけて壊す気かよ!」

ティファが踏み込む。
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