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【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌-

第38章 【第三十三話】信じることの重み



ラビも鉄槌を肩へ担ぎ直す。
神田は無言のまま、六幻を構えていた。

ティファは静かに崩壊していく街を見つめる。


あと三時間。

崩落音が、絶え間なく街を揺らしていた。


ドゴォォン!!

すぐ近くの建物が崩落する。

瓦礫が雪崩みたいに転がり落ち、街全体が軋んだ。


「うわっ!?」

チャオジーが悲鳴を上げる。

その衝撃に、リナリーの身体がぐらりと揺れた。


「……っ」
「リナリー!」

ティファが咄嗟に肩を支える。

リナリーは小さく息を呑み、苦しそうに眉を寄せた。

まともに両脚に力が入らないのだ。


「ご、ごめんなさい……」
「謝らないで」

ティファは静かに首を振る。


「今のあなたは、無理に動ける状態じゃないわ」

アレンもすぐ反対側へ回り、リナリーを支えた。


「僕達がいるので」

リナリーは悔しそうに唇を噛む。


自分だけが足手まといになっている。

その感覚が、彼女には誰より苦しかった。

ラビは周囲を睨みながら鉄槌を構える。


「チッ……出口探すしかねぇさ!」

次の瞬間。
鉄槌が巨大化する。


「大槌小槌!!満!満!満!」

轟音。

建物の壁が粉々に吹き飛んだ。
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