第10章 Cries in vain★
烏哭さんは垂れないようにと、流れる血を舌で舐め取りながら「試させてよ」と言ったあと唇に吸い付いてきた。
勢いで押し倒され、身体はベッドに沈む。
舌を無理やり捩じ込まれると舐めとっていた血の味がして顔を顰めた。
ぐっと両手で肩を押しても身体を捩っても足を使っても被さる彼は微動だにしない。
ひたすら口内を蹂躙されるが決して自分からは絡めたりはしなかった。
溢れる唾液をこくっと飲み下した烏哭さんはそのまま先程自傷した手の傷に舌を這わす
「ふーん。唾塗っとけば治る的な感じじゃないのか。君の分泌液が直接治癒効果があるってわけじゃないのね」
身体を離し顎に手をあてて烏哭さんは何やら考えている。その隙に少しずつ身体をずらして逃げようとする私の腰を彼はぐっと押さえ込んだ。
「逃げられると思ってんの?」
「ーーーーっっやめ…!」
ズボンと下着を勢いよく脱がされあっという間に下半身を露わにさせられる。
指を宛てがわれたがソコは指ですら侵入を許さない程乾いていた。
「…流石にまだ濡れてないか。唾液には効果無いことはわかったけどコッチの体液はどうかな?一」
グイッと足の間に烏哭さんの頭が近付く
「やっ…」
舌が秘部を這う。
八戒にされた時とは全然違う、ただひたすら感じる嫌悪。
「そんなにイヤ?」
どれだけ刺激しても潤わないソコに烏哭さんは痺れを切らしたのか自らの唾液を押し込んだ。
「抱かれたんでしょ?玄奘三蔵に。あ、猪八戒もか」
秘部から頭を上げた烏哭さんはカチャカチャ自身のベルトを外しながら耳元まで顔を寄せてそう口にした。
「なん…で…」
ピタリと硬い物が入口に当たった
「烏哭さん…やめて…」
くち…くち…と秘部に押し込まれた唾液を絡ませている音がする
「だって烏哭さんは優しくて面倒見がよくて私にとったらお兄ちゃんみたいな人で…」
もしかしたら悪い妖怪に騙されているのかもしれない。妖術か催眠術にかけられているのかもしれない。今までの彼との事を思い出し何とか訴えてみる。