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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第45章 誕生日






自分が生まれたことを喜んでくれる人がいる。

今、自分を大切な友達として見てくれる人がいる。

そして、これからも一緒にいたいと言ってくれる人がいる。

胸の奥に、温かなものがゆっくりと広がっていく。

ユカリは、しばらく何も言わなかった。

ただ、三人の顔を見つめて。

やがて、ふっと頬を緩める。


「……ありがとう」


ユカリは、色紙と包みを大切そうに胸へ抱き寄せた。

その様子を少し離れたところから見ていたマイクが、隣の相澤へ目を向ける。


「おっ、じゃあ次は俺たちの番だな!」


そう言って、テーブルの脇に置いてあった花束を手に取った。


「ユカリ、これ!」

「……お花ですか?」

「そう!先生たちからのプレゼントだ!」

「……ありがとうございます」


ユカリが花束を受け取る。

その直後、マイクがユカリへ顔を寄せた。


「……これ、実はこいつが選んだんだぜ?」

「……え?」


ユカリが驚いて相澤を見る。


「おい、余計なこと言うな」

「だって言わなきゃ分かんねぇだろ!」


マイクが楽しそうに笑う。

相澤は小さく息を吐いた。


「……別に。お前が選ぶと派手すぎるからな」


ユカリは腕の中の花束へ視線を落とした。

華やかだけれど、派手すぎない。

どこか落ち着いた色合い。


「……嬉しいです」


花束を大切そうに抱えながら、ユカリが微笑む。

相澤は視線を逸らしたまま、短く答えた。


「そうか」

「ハッピーバースデー、ユカリ!」

「ふふっ。ありがとうございます、先生」


その時だった。


「よーし!みんなで写真撮ろう!」


ミリオの声が、部屋中に響いた。


「写真?」

「せっかくみんな集まってるんだから、記念に撮ろうよ!」

「うんうん!撮ろう!」


ねじれもすぐに賛成する。

すると、あちこちに散らばっていた生徒たちが、楽しそうに声を掛け合いながら少しずつ集まり始めた。


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