第46章 Team Up Mission ②
「どこ触ってんだウサギ野郎!今すぐその手離しやがれ!!」
「あ?」
ミルコはニッと不敵に笑い、ようやくユカリから手を離した。
「なんだテメェ。私はユカリの体の変化を指摘してやっただけだぞ」
「あアアン!?あれのどこが指摘だ!!」
「何だよ。サイズアップしてんのを教えてやっただけじゃねぇか」
「ンなモン、テメェに言われんでも気付いとるわ!!」
「えぇ!?」
爆豪の即答に、ユカリは恥ずかしさの限界を突破して、さらに顔を真っ赤にする。
横で聞いていた出久は、完全にパニック状態だった。
(かっちゃん、それ今ここで認めるの!?ていうか『気づいてる』ってどういうこと!?普段からどこを見て、いや、どこまで進んで……って、いやいやいや!僕は何を考えてるんだ!!)
慌てて顔を逸らす。
(相手はユカリ先輩で、しかもここは朝の駅前で――!!)
もう何も言えず、出久はただ二人を交互に見つめるしかない。
一方、ミルコは楽しそうに笑っている。
「ハッ!生意気だなてめー気に入った!」
「あァ!?こっちは最初っから気に食わねぇんだよ死ね!!」
バチバチと火花を散らす爆豪とミルコ。
その間で真っ赤になっているユカリと、完全に板挟みになった出久。
こうしてチームアップミッションは、開始前からすでに大混乱の様相を呈していた。
―――もっとも。
これで終わりではなかった。