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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第45章 誕生日





***


それからしばらくして。

パーティーが始まると、3年寮は賑やかな笑い声に包まれた。

料理を囲んで笑い声が弾み、あちこちで会話が飛び交う。

ユカリも、その輪の中にいた。

そんな中。


「ユカリ先輩」


聞き慣れた声に振り返る。

そこには、出久が立っていた。

その手には、一枚の色紙があった。


「これ、僕たちからです」

「……私に?」


ユカリが目を丸くする。

出久は嬉しそうに頷いた。


「はい。お誕生日、おめでとうございます!」

「おめでとうございます、先輩!」


後ろから、1年A組のみんなの声が重なる。

ユカリは少し驚いたように瞬きをして、それから色紙を両手で受け取った。


「……ありがとう」


色紙には、大きく『お誕生日おめでとうございます!』と書かれている。

その周りには、1年A組のみんなの文字がびっしりと並んでいた。

大きな字もあれば、小さな字もある。

綺麗に整った文字も、少し癖のある文字も。

短い言葉のひとつひとつから、これまでの時間が伝わってくる。


『いつも訓練ありがとうございます』

『また一緒にお話ししてください!』

『先輩みたいなヒーローになれるよう頑張ります!』



そして、その中でユカリの目に飛び込んできたのは――


『 勉強教えてくれてマジでありがとうございました!ユカリ先輩のおかげで助かりました!これからもよろしくお願いします!! 上鳴電気 』


思わず、頬が緩む。


「ふふ。上鳴くんらしいね」

「でしょ!? 本当に助かったんすよ!」


嬉しそうに笑う上鳴を見て、ユカリもまた笑った。

その隣には、切島の文字がある。


『 いつも訓練付き合ってくれてありがとうございます!先輩みたいなカッコいいヒーローになれるように頑張ります!! 切島鋭児郎 』


「切島くんも、ありがとう」

「俺、先輩にめちゃくちゃ憧れてるんで!これからも訓練お願いします!」

「うん。こちらこそ」


そして、その少し下には―――


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