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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第45章 誕生日





***


​買い物を終えたユカリと環が寮へ戻ってきた頃には、すっかり日も傾き始めていた。

玄関の扉を開ける。


「ただいま」


いつものように声をかけながら、​ユカリが中へ入った。


――その瞬間。


パンッ!!

パパンッ!!


一斉にクラッカーが鳴り響いた。


「……わっ」


突然の大きな音に、​ユカリが目を丸くする。


「――​ユカリ、お誕生日おめでとう!!」


部屋中から一斉に祝福の声が上がった。


「おめでとう、​ユカリ!」

「ハッピーバースデー!」

「お誕生日おめでとうございます、先輩!」


次々に飛んでくる声。


「え……?」


​ユカリは、扉を開けたまま立ち尽くした。

目の前には、朝とはすっかり変わった光景が広がっていた。

壁いっぱいに飾られた装飾。

テーブルの上に並べられた料理。

色とりどりの花。

そして――そこに集まっている、たくさんの人。


「……みんな?」


3年A組だけではない。

1年A組のみんなもいる。

その奥には、相澤とプレゼント・マイクの姿まであった。


「……先生たちまで……?」


驚いたように呟く​ユカリに、ねじれが嬉しそうに駆け寄る。


「びっくりした?」

「うん……すごく」

「ははは!大成功だね!」


ミリオも満足そうに笑った。

​ユカリは、もう一度部屋の中を見渡した。

自分のために、こんなにもたくさんの人が集まってくれている。

そう思うと、胸の奥がじんわりと温かくなった。


「……みんな、来てくれたんだ」

「当たり前だよ!」


ねじれが笑う。


「だって今日は​ユカリの誕生日だもん!」


ユカリは、嬉しそうに目を細めた。


「……ありがとう」


その一言に、みんなの笑顔が広がった。


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