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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第45章 誕生日




***


休日の日曜日。

昼前のショッピングモールは、家族連れや学生たちで賑わっていた。

環と並んで歩きながら、​ユカリは店先へ視線を向けている。


「なに買うの?」


環が尋ねると、​ユカリは少し先を指差した。


「あ、あれあれ!」


その先にあったのは、タオル専門店だった。

店内には、ハンドタオルからスポーツタオル、バスタオルまで、さまざまなサイズのタオルがずらりと並んでいる。

柄や素材も豊富で、色とりどりの商品が棚いっぱいに並べられていた。


「………タオル?」

「うん。最近、格闘訓練してるから、タオルもう一枚ほしくて」


​ユカリは棚を眺めながら、手に取ったタオルを広げてみる。

放課後、爆豪と切島に格闘訓練をつけていることもあり、もう一枚あれば便利だと思ったのだ。


「あとね、あの二人にもプレゼントしようかなって。訓練頑張ってるから」

「……二人にも?」

「うん」


そう言って、​ユカリは嬉しそうにタオルを見比べる。

しばらく悩んで、三枚を選んだ。

自分には白。

切島には赤。

そして、爆豪には黒。


「これでいいかな?」

「ん。いいと思う」


会計を済ませ、袋を受け取る。

​ユカリはそれを大切そうに抱えた。


「喜んでくれるといいなぁ」

「……めちゃくちゃ喜ぶと思う」

「本当に?」

「うん。特にあの二人なら」

「……やった」


​ユカリは嬉しそうに笑った。


「次、どうする?」

「えっとね――」


賑やかな館内へ戻った、その瞬間だった。


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