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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第9章 学園祭



「…………は?」

ユカリ、停止。

出久、停止。

周囲の客、ざわつく。

「え、今なんて?」

「膝!?」

「轟くん!?」

だが、轟は真顔。

「猫なら膝好きですよね」

「論理が意味わかんない!!」

ユカリは真っ赤。

すると爆豪が即対抗した。

「半分野郎どけ」

「なんで」

「先輩はこっちだろ」

今度は自分の膝を叩く。

「だからなんでぇぇぇ!?」

店内大混乱。

出久は顔を覆った。

(公開求愛すぎる……!!)

しかも。

爆豪が低い声で追撃する。

「先輩今日ずっと立ちっぱなしだろ」

「え」

「疲れてんじゃねェの」

優しい。

その横で轟も頷く。

「休憩してください」

「だから膝は休憩場所じゃないよ!?」

ツッコミが追いつかない。

すると近くの女子客たちが悶え始める。

「なにこれ尊い……」

「少女漫画?」

「むしろドラマ」

ユカリは完全に限界だった。

「もうほんと無理!!」

顔を覆う。

だが二人とも逃がす気ゼロ。

轟が静かに言う。

「先輩、どっち選ぶんですか」

「選ばない!!」

「俺は先輩ならいつでも歓迎」

「俺もです」

重い。

重すぎる。

そこへ。

「はいはいそこまで〜!」

割って入ったのは、ねじれ。

「営業妨害しないの〜!」

後ろではミリオが爆笑している。

ユカリは涙目で頷いた。

「ほんとそれ!!」

だが。

離される直前。

爆豪が小さく呟く。

「……でもマジでかわいい」

轟も静かに続けた。

「今日ずっと見惚れてます」

ユカリ、再起不能。

その場にしゃがみ込んでしまった。

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