第24章 演劇祭 after story
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演劇用に使われた講義室。
昼間の熱気が嘘みたいに落ち着いている。
人もまばらになった校内。
その一室だけが賑やかだった。
机の上にはジュースやお菓子。
軽食。紙皿。
そして演劇メンバーたち。
ミッドナイトが前へ出る。
紙コップを手にして満面の笑みを浮かべた。
「それじゃあ!」
全員を見る。
「大大大成功を祝して!」
高く掲げる。
「カンパイ!!」
「「「カンパイ!!!」」」
一斉に紙コップが上がった。
拍手。
歓声。
笑い声。
緊張から解放された空気が広がる。
「終わったぁぁぁ!」
「まだ心臓バクバクしてる!」
「わかる!」
出久は既に演技ノートを開いていた。
「今日の改善点をまとめて――」
「やめなさい」
ミッドナイトに止められた。
「今日は反省会じゃないの。打ち上げを楽しむ日!」
「は、はい!」
急いでノートを閉じる出久に笑いが起きる。
一方の環は隅でジュースを飲んでいた。
「……終わった」
本気で生還した顔だった。
その肩をミリオが叩く。
「最高だったよ!」
「死ぬかと思った」
「でも大成功!」
「死ぬかと思った」
環はそれしか言わない。
ねじれはくすくす笑っている。
「天喰くん人気だったもんね〜!ファットガムさん途中で立ち上がってたし!」
「……見えてた」
そう。だから余計に緊張したのだ。