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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第22章 お見舞い




朝の空気はまだ少しひんやりしている。

隣を歩く出久は、まだ緊張した様子だった。

「あ、あの……」

おそるおそる口を開く。

「話したいことって?」

ユカリは「そうそう」と思い出したようにスマホを取り出した。

「あのね、凛が義手の装着を視野に入れてるみたいで」

出久が目を瞬く。

「え?」

「アメリカのサポート機関に開発してもらえることになったって」

「本当ですか!?」

思わず声が大きくなる。

出久は足を止めかけた。

「すごい……!」

ユカリは小さく笑いながらスマホを見せる。

そこには一枚の写真。

アメリカの研究施設らしき場所。

椅子に座った八神凛が、開発中の義手のサイズ合わせをしている姿が映っていた。

相変わらず仏頂面。

でも。

以前より少しだけ前を向いているように見える。

ユカリは静かに言った。

「……爆弾を抱えてるのは事実だけど、それに縛られずに可能性を広げたいって」

「だから挑戦してみるんだって」

出久はしばらく写真を見つめる。

それから自然と笑顔になった。

「すごいや……八神くん」

「うん」

「本当にすごい」

ユカリも嬉しそうに頷く。

そして。

少しだけ立ち止まった。

出久が不思議そうに振り向く。

その時。

ユカリはまっすぐ出久を見た。

「出久くん、本当にありがとう」

出久が固まる。

「え?」

「ぼ、僕は別に何も……!」

慌てる出久。

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